斎藤昭人の情報戦に立つブログ

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宇多田ヒカルのコーチェラ出演での批判は本当なのか

先述の通り、宇多田ヒカルさんがアメリカで開催される世界中のアーティストの憧れのようなフェスである「コーチェラ」に出演した。

合計5曲を披露した宇多田ヒカルさんはYouTubeでもコーチェラでのパフォーマンスを配信され、大勢の人を魅了していたが、一部で「宇多田ヒカルさんに批判殺到した」「First Loveで批判殺到した」と噂されていた。

なぜ宇多田ヒカルさんが批判された旨の噂が出たのかを個人的見解で解説してみる。

 

実際にパフォーマンスを見た人は「素晴らしかった」「感動した」と口を揃えて言っていて、一見すれば批判される内容は一切ない。今回の宇多田ヒカルさん批判に関しても、実際には批判したとは言えないような内容である。

宇多田ヒカルさんのステージは「Head in the Clouds Forever」というメインステージで、アーティストの中でもアジアのアーティストを取り扱う音楽レーベル「88rising」より開催された。

宇多田ヒカルさん自身はU3MUSIC所属で音楽レーベルもエピックレコードジャパンだが、88rising代表のショーン・ミヤシロさんから招待を受けています。 宇多田ヒカルさんがパフォーマンスしたのは4月16日、日本時間で17日で、同日にYouTubeにてコーチェラの配信が行われ、現地に行かなかった人でも宇多田ヒカルさんのパフォーマンスをチェックできる。

 

コーチェラで披露した楽曲は、デビュー曲の「Automatic」、キングダムハーツ主題歌の「Simple and Clean」、全米でランキング圏内入りしていた「Face My Fears」、3rdシングルの「First Love」、完全新曲で88risingとコラボ作品の「T」。 宇多田ヒカルさんの知名度を高くしたデビュー序盤の代表曲や、比較的最新かつアメリカでも知名度が高い楽曲がピックアップされて披露されていまた。

 

配信でも日本だけでなく世界各国のユーザーから評価されていて、若い頃と遜色のない、人によっては歳を取ってさらに磨きがかかったようなパフォーマンスに映ったと、世界中を感動させている。

日本・世界どちらからも認められているアーティストの宇多田ヒカルさんがコーチェラにて批判を受けた噂は、YouTubeのコーチェラ配信の「アンチコメント」が原因であると思う。

他のYouTube配信と同じくコーチェラ配信でもコメントが流れますが、日本語以外にも様々な言語圏内のユーザーがコメントを落としていた。そんな中で日本語でアンチコメントを投稿していたユーザーが一定数いた。

アンチコメントの内容は「オワコン」「歳取りすぎで歌えてない」「他のアーティストの方がはるかに優秀」等、少なくともアンチコメントを投稿した人物の主観でしかないような内容ばかりでした。

宇多田ヒカルさんのコーチェラ出演による批判・アンチコメントの割合ですが、全体の1%にも満たしていません。ほとんどのYouTubeコメントやTwitterでの反応を見ると、大半のユーザーが宇多田ヒカルさんを称賛していて、実際に批判している人は目に見えて少ない。

音楽フェスという大舞台に出演したアーティストなので実力は世界が認めていて、日本でも多くの功績を残しています。

 

宇多田ヒカルさんの批判・アンチがほんの一部しかなかったにも関わらず、Twitterの検索では「宇多田ヒカル 批判殺到」のワードが上位に表示された。

宇多田ヒカルさんのファンがYouTubeにてコーチェラにて宇多田ヒカルさんを批判するアンチに対する動画をアップしているのが原因である。

動画はまとめ系Twitterにて大量に拡散されていて、手動でないであろうアカウントが「宇多田ヒカル 批判殺到」のワードをツイートしていたせいで、検索上位ワードになっている。 実際に上記動画をツイートしているまとめ系のTwitterをひとつ削除するだけで、検索されたツイートの数は10にも満たなくなります。

実際の宇多田ヒカルさんは動画コメントだけでなく、コーチェラ出演に伴うメディアでの取り扱いでも、高評価を貰っている。

確かに一部アンチコメントこそありましたが、割合を考えても「批判はないのと同じ」と考えて問題はありません。噂自体はデマではないが、話が大きくなりすぎただけである。また、炎上しているほどでもないため、数日もすればTwitterの検索でも宇多田ヒカルさんの批判も出てこなくなる可能性が高い。

 

このように、情報・印象の操作が起こりやすい世の中にあるから、何が正しい情報なのか、タイムラインに慣れて見極めていく必要がある時代になったと思う。