情報戦
今回のロシアによるウクライナ侵攻に関する情報戦の考察。
ウクライナは情報戦ではロシアに勝利したとしているが、それは西欧主義の国のみであり、世界的に見ると、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)やアフリカ、アジアでは勝利しているわけではない。
When we say Kyiv is winning the information war, far too often we only mean information spaces we inhabit.
— Carl Miller (@carljackmiller) 2022年3月18日
Pulling apart the most obvious RU info op to date (as we did using semantic modelling), very clear it is targeting BRICS, Africa, Asia. Not the West really at all. pic.twitter.com/GA5KUQo77S
このツリーを要約すると、要は西欧主義でない国々(英語を使わない)では、各言語で独自のクラスターがいて、それらが親ロシアのRTをすることで、親ロシアな主義主張が確立されていく。
さらにそれらには媒介者(トンネル)がいて、情報を横共有することせ国(言語)を超えて拡散されている。
一つの例を挙げるならば、BRICSであるインドは親ロシアである人もそれなりにいて、彼らは西欧主義に対して常々苦々しく思っており、BRICSの連隊で西欧主義に対抗しようとしている。
そんな彼らは近隣のアジア系インフルエンサーとも繋がっており、彼らがトンネル(媒介)にし南アフリカに接続される。
つまり、インド系(ヒンディー語)→アジア系(英語に変換)→南アフリカ系(英語)みたいな。
似たような感じで、南アフリカ系ではそれがアフリカ系言語に変換され拡散されていく。
結局、イスラームやヒンディ、アフリカンな人たちは直接英語を使わないので、英語話者が仲介者になりつつ、近隣諸国や経済的繋がりに強い国同士で、親ロシアな主義主張が拡散され一定の意見として確立されている。
その背景にあるのは、西欧主義の常に自分たちありきの行動であり、ウクライナ侵攻とアフガン戦争何が違うのか?という疑問である。
BRICSとしては、いつまで経ってもG7ほかの西欧主義の後塵を排するのは納得いかないという世論である。
ただ、注目すべきは、クラスターや媒介者のアカウントが近年作成されたものであり、本来の一個人のアカウントかも疑わしく(RTばかりしている)、
むしろ情報操作として作成されたアカウントであり、それらが陰謀論的に拡散している影響があるのではないか、というところ。